日本へ一時帰国した際に、星空撮影用にSamyang 14mm F2.8のレンズを購入したのですが、ニュージーランドに戻ってからは天気が悪く全く写真撮影していませんでした。そしてようやく、天気が良くなり絶好の星空撮影チャンス到来!オークランドから車で1時間半ほどの所にあるTawharanui Regional Parkへ、Samyang 14mm F2.8のテストも兼ね写真撮影に行ってきました。
いざTawharanui Regional Parkへ
冬期はゲートが19時に閉まる!
予定ではTawharanui Regional Parkの公園内のビーチから星空撮影しようと考えていたのですが、入り口に到着すると「夜7時にゲートは閉まります」との文字が…。Samyang 14mm F2.8のテストはどこでやろうかなぁ?と思いながら、とりあえず、ビーチに向かうことにしました。
野鳥を厳重に保護しているTawharanui Regional Park
Tawharanui Regional Parkは野鳥の保護区で、公園内で犬を散歩させることが禁止されています。(車外にペットを出さなければ公園内に入ることはできます)
そして公園には二つのゲートがあり、一つ目は時間外に車でアクセスできないようにするゲート、そして二つ目は野鳥の保護区に害獣(ペスト)の侵入を防ぐ為の結構厳重な自動のゲート。
Tawharanui Regional Parkにはニュージーランド固有種の野鳥が数多く生息していて、その中にキーウィもいるそうです。
ゴミ箱がない公園
大抵の公園だったら駐車場近くにゴミ箱があるのですが、Tawharanui Regional Parkの駐車場にはありません。トイレ付近にもありそうですがありません。そしてビーチにもありません。「自分のごみは自分で持ち帰ってね」と言う、徹底した保護区のようです。
鳴き砂の綺麗なビーチ
平日に行ったのでビーチにはサーファーが数名いる程度でした。真っ白なビーチの砂は、きめが細かく不純物が少ないため、歩く度にキュッキュッと音がします。ちなみに西オークランドのビーチはきめの粗い黒い砂が殆どで、西と東では全く違った砂っていうのも面白いですね。
Samyang 14mm F2.8で天の川撮影
日没後1時間半ほどで真っ暗になり肉眼でも天の川が確認できました!さすがにオークランドから1時間半ほど離れた僻地にあるTawharanuiの夜は真っ暗です。
まずは公園ゲートの手前にある駐車場から歩いて行けるビーチでSamyang 14mm F2.8の撮影テストをすることにしました。ピントは、対岸に見える光に合わせて準備はOK!
NIKON D750 (14mm, f/3.2, 25 sec, ISO6400)
構図はさておき、天の川が綺麗に撮影できました。ちょっと場所を移動して、木のシルエットと天の川を撮影。
NIKON D750 (14mm, f/2.8, 25 sec, ISO6400)
帰る途中に天の川方向に道があったのでちょっと撮影。
星空撮影向きのおすすめレンズSamyang 14mm F2.8
今まではニコンAPS-C機のD7100とシグマの10-20mm F3.5のレンズで星空撮影をすることが多かったのですが、Samyang 14mm F2.8のレンズはやっぱり明るかった!RAWデータのままでも天の川がハッキリと映っているので現像が格段に楽になりました。
Samyang 14mmは超広角レンズなので四隅付近の収差や歪みはありますが、この価格でこの解像力なら星景撮影には十分満足です。
星空撮影には定評のあるSamyang 14mm F2.8ですが、安価なためマニュアルレンズです。ニコン用マウントは、絞りがカメラ側で変更できますが、ピントはマニュアル、手ぶれ補正機能もありません。しかし、星空撮影ではマニュアル設定が基本なので特に使い勝手は気になりません。
Tamron SP 15-30mm F/2.8 Di VC USDやTokina AT-X 16-28 PRO FX 16-28mm F2.8などの超広角ズームレンズも選択肢としてはありですが、大きくて、重たい、そして何より予算的な問題もあるのでSamyang 14mm F2.8でも十分です。