ニュージーランドの北島コロマンデル半島にある人気観光地Cathedral Coveに星空・天の川撮影に行ってきました。この日の天気予報は雲が殆どない快晴で月の照度が36%と少し明るめですが、またとない絶好の星空・天の川撮影日和です。
Cathedral Coveは、自然にできた巨大な岩のトンネルがあるビーチで、ニュージーランドの北島では超人気観光スポットの一つです。岩のトンネルは満潮になると通ることができなくなるので、事前に調べておく必要があります。
国道25Aがまさかの通行止め!
オークランドから車で2時間半位にあるCathedral Coveですが、私が行った日はコロマンデル半島を横断する国道25Aが土砂崩れでまさかの通行止めに!やむを得ずWaihi経由で行く事にしました。
復旧作業をする為、昼間の間だけ通行止めにしていて、夜間は普通に通れるようになっていたようです。事前に調べておけば良かったと後悔しています…。
ニュージーランドの田舎に行くと、街と街が一本の国道で結ばれている事が多く、その国道が自然災害などで通行止めになってしまうと、迂回路がなく、陸の孤島化してしまう場合も多いのです。
予定の1時間遅れでトレッキングに
結局、かなりの遠回りを余儀なくさせられ3時間20分程かかり、Cathedral Coveに到着したのが16時過ぎでしたが、夕方近い時間にもかかわらず、駐車場の空きが少なく予想よりも観光客がたくさんいました。
予定では昼間の写真も色々と撮影しようと思ってたのですが、トレッキングコースは片道30~40分あるので少し難しい状況でした。とりあえず、準備をしてトレッキングコースへ!
Cathedral Coveのトレッキングコースの大部分が舗装されていて道幅もそこそこあるので初心者でも大丈夫です。ただし、行く時は坂を下っていくので比較的楽ですが、逆に帰りは坂を上り続けるので結構大変です。
Cathedral Coveを撮影するなら午前中がベスト!
分かってはいたのですが、Cathedral Coveの定番アングルから撮影するには午後からだと日陰になってしまいイマイチです。観光客も沢山いるので撮影するのが難しいです。
ベストの撮影時間帯は、日の出前後~午前中までが良いと思います。特に早朝なら観光客が少なく、運が良ければ朝焼けに染まった空や朝日と一緒の構図で撮影できるかと思います。
星空撮影にとっては雲一つないベストコンディション
風景写真には雲があった方が奥行き感が出たり、マジックアワーの夕日や朝日で赤や黄金に染まったりして良いのですが、天の川や星空撮影には雲が無い穏やかな日がベストです。この日は天気予報通り、雲一つなく風も穏やかで天の川撮影にはベストコンディションでした。
この時期は東側から天の川が上ってくる為、定番アングルからだと天の川が入らないので、東向きのアングルで良さそうな撮影スポットを暗くなる前に数か所チェックしておきました。
マジックアワーをパノラマ撮影
陽が沈むにつれて次第に観光客が減り、日没後には私ともう一人写真を撮ろうとしていた人だけの2人の貸し切り状態です。
星が見え始めるまでには時間があったので、雲一つないマジックアワーの綺麗な空のCathedral Coveをパノラマ撮影してみました。
Cathedral Coveと天の川のコラボ
この日の干潮が17時半頃、満潮が深夜0時頃だったので、トンネルが満ち潮で通れなくなる前に撮影を終わらせる必要があり、ちょっと焦りながらの撮影です。
とりあえず、空が十分暗くなったので天の川撮影の開始です。最初は時間のかかるパノラマ撮影から始めて、その後アングルを変えて通常の撮影をしていく事にしました。
天の川のパノラマは、Smayang 24mm f/1.4のレンズを使用し、縦位置で180度位の範囲を撮影しました。この時期の天の川は、中心部分が高い位置にある為、どうしても撮影範囲が広くなってしまいます。
満ち潮に注意!
パノラマ撮影を終えた後、場所を移動してレンズをSamyang 14mm f/2.8の超広角レンズに替え、岩のトンネル付近から撮影しましたが、潮が大分満ちてきました。
満ち潮で帰れなくなる前に急いでトンネル内へ避難して、定番アングルから夜のCathedral Coveを撮影。
今回使用したレンズ14mm&24mm
Cathedral Coveで撮影するにあたり、どのレンズを持っていくか悩んだ末、SAMYANG 単焦点広角レンズ 14mm F2.8、SAMYANG 単焦点広角レンズ 24mm F1.4、そしてAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRの3本を持っていきましたが、天の川撮影だけならズームレンズは必要ありませんでした。
画角的には24mmだと、ちょっと厳しい場所もあるので、できれば14mm位の超広角レンズがあった方が色々な撮影ができると思いました。