プロの写真家が講師を務めるnote社主催のセミナーにて当ブログの画像を許可なく無断盗用し、著作権侵害をしていたことが発覚しました。プロの写真家による前代未聞の著作権侵害行為の一部始終を告発します。
プロの写真家による画像の無断盗用の内容
このプロの写真家に対して弁護士を通し連絡をしたのですが、画像の無断盗用に関しては認め謝罪はしているのですが、著作物ではないとの認識で自らの著作権侵害行行為を正当化するような言い訳をし、誠意ある謝罪が無い為、告発することにしました。
無断使用が発覚した理由
当ブログの写真や画像には、ドメイン名のphotografan.comをコピーライトとして入れ著作権元が一目瞭然にしてあります。もちろん無断使用していた場合、『知らなかった』の言い訳は通用しません。
ある日、Googleの画像検索を行っていた時に、何気なくクリックしたページに当ブログの画像がスライドに投影され写し出されている写真を発見。※写真は完全オリジナルであり、私が複製し別のサーバーへアップロードしたものではありません
最近のGoogle画像検索の精度は著しく向上していて、画像をパクッてそのままウェブ上にアップしたり、著作権表示部分をトリミングしたり、多少の加工であっても、かなりの確率で検索結果に表示されます。例え画像を印刷したものが写りこんだ写真のように、間接的な写真や画像であっても、photografanという文字が含まれると検知される事があります。おそらくAIによる処理で、様々な方向から紐づけされているようです。
今回発覚したのは、後者の間接的に写りこんでいる画像によるものでした。
なぜ画像がスライドに投影されていたかというと、あるプロの写真家がセミナーの資料の一部として無断使用していたからです。そして、その写真家のセミナー参加者の一人が、ブログのように情報を発信できるウェブサービスnoteにセミナーの様子を写真付きで掲載したことで事件が発覚しました。
画像の無断盗用の発覚の元となったウェブサイト ⇒ 「スマホで撮れる、最高の夜景写真セミナー」に参加しました (※現在は画像は削除済み)
盗用された画像
今回プロの写真家によって無断盗用された画像は、デジカメのセンサーサイズの比較を可視化した図で、当ブログでも比較的閲覧数の多い記事で使用しています。
セミナーにて画像を無断使用
問題となるセミナーですが、主催者noteから依頼を受けた形で、この写真家が講師として行ったものです。参加費無料のセミナーですが、主催者やスポンサーからギャラを受け取っていれば、当然ですが営利目的とみなされます。セミナーの内容を調べてみると商品PRを兼ねているので報酬を受け取っている事が容易に推測できます。
この写真セミナーはウェブ上ではないオフラインで行われ、この写真家がパワーポイントで作成したセミナーの資料の一部に当ブログの画像を使用、スライドに投影した上、最後に参加者にスライドの内容を配布までしていたと言う事実。
画像だけでなく文章も盗用
盗用していたのは画像だけでなく、ブログ記事で使っている文章の一部も一字一句、そのまま丸パクリしていると言う事実。セミナーの写真と元となったページを比較してみてください。※写真は完全オリジナルであり、私が複製し別のサーバーへアップロードしたものではありません
プロの写真家だったら、文章くらい自身の言葉で説明したらどうなの?って感じですが…、完全な盗用です。Googleで画像検索をしたものを無断使用してしまったと本人は証言していますが、当ブログの記事の内容を確認した上で盗用しているので、著作権侵害のリスクを認識した上での犯行で非常に悪質です。
著作権侵害かどうか
まだ裁判で白黒はっきりさせていないので著作権侵害!とは断言はできませんが、限りなく黒です。
正しい引用ではない
正しい引用という形であれば、著作者の許可がなくても写真や画像を使用することが認められるのですが、今回のケースは、引用には全く該当しない。と言うより、引用しようという努力が微塵もなく、あたかも自分で作った画像かのようにセミナーで使用していた。
非営利かどうか
先にも述べていますが、参加費は無料ですが、主催者やスポンサーからギャラを受け取っていれば、営利目的とみなされ、著作権侵害となる可能性が高くなります。
また、この写真セミナーは、スポンサーの商品PRも兼ねていて、セミナー参加者が後日レポート記事をnoteにアップすると、抽選で1名にその商品が当たるということもあり、非営利とは程遠いものです。
著作物かどうか
この写真家の言い訳として『無断使用した画像は一般的な図形で著作物との認識がなかった』と主張していますが、一般的な図形というのは丸、三角、四角のように誰が描いても同じになるような場合です。
Googleで『カメラ センサーサイズ 違い』などのキーワードで画像検索すれば、全く同じ画像が表示されることはありません。文字や数字だけではわかりにくいデータを創意工夫をして可視化し、色分けし、多種多様な画像になっていて、単純で一般的な図形とは違い、十分な著作物となりうるものだということは一目瞭然なので、著作権侵害となる可能性が高くなります。
改変による著作者人格権の侵害
このプロの写真家は、自身のセミナーの内容に合わせて勝手に画像に修正(改変)を加えて使用しているので、著作権侵害だけでなく著作者人格権の侵害にも相当する行為も行っています。私のオリジナル画像に、別のセンサーサイズを付け足しているので明らかな改変行為です。
プロの写真家であるが故の著作権侵害行為の悪質さ
著作権侵害に関して知識のない一般人とは訳が違い、このプロの写真家はある程度名前が知られていてSNSのフォロワーもそこそこいるだけに、社会的立場から与える影響が大きいのではないかと思います。
当然プロの写真家であれば、著作権侵害に関する知識は十分にあるはず。実際、この写真家はウェブ上で、著作権侵害への対応に関した記事を公開しているので、著作権侵害がどういう事なのか重々承知の上で、当ブログの画像の無断盗用を行っていました。
表では良い顔をしていますが、裏では自分のことは棚に上げ、他人の画像を無断盗用しているという非常に身勝手な許しがたい行為。
このセミナーは、ネット配信なしの完全オフライン型のセミナーで、参加者の人数も限定されているので、バレにくい環境であるとことを知っていた上での悪質な著作権侵害の手口である事。
自分を正当化する言い訳ばかりの反応
無断使用したことは認め謝罪はしていますが、この写真家曰く『画像は一般的な図形であり著作権侵害という認識はなかった』と言った感じで、自分の行為を正当化して、何とか罪から逃げようとする必死な言い訳で、全く誠意が感じられない。
もちろん、それらの言い訳は後付け的で全く筋が通っていなく、罪が軽くなる訳でも到底ない。
民事訴訟や刑事告訴への発展
民事訴訟
今回のケースで、民事訴訟を起こし、損害賠償や慰謝料を請求することも可能ですが、無断使用した画像を全面的に利用した訳ではなく一部に使用したので、算定される額が低く、弁護士費用を差し引くと赤字になる可能性が高くなります。
著作権侵害の被害者側が赤字になるリスクを負ってまで、民事訴訟を起こすと言うのはあまり意味がありません。また、残念ながら、弁護士も、扱う金額が少なく報酬が少ないケースの場合は、積極的には受けたがらないのが現状のようです。
算定される金額が弁護士費用と同等かそれ以上であれば、リスクを負うことなく著作権侵害者に対して経済的制裁を科すことができるので、民事訴訟を起こす価値は十分にあると思います。
刑事告訴
刑事告訴は犯罪行為に対して法的な刑罰を判断する為の手続きなので、民事訴訟とは目的が違ってきます。
今回の著作権侵害のケースは被害額は少ないですが、プロの写真家という立場で内容が悪質なので、刑事告訴に踏み切るのが最善策かと思います。おそらくこの写真家が有罪判決を受ければ、今までのクライアントやビジネス相手に対しての信頼を失い、今後の人生を棒に振る可能性も十分にありえます。
著作権侵害は立派な犯罪です!
現在の日本では、著作権侵害の被害者側は手続きや弁護士費用などの経済的負担が大きすぎて、泣き寝入りせざるを得ないケースが多いような気がします。本来なら被害者側のリスクや負担をなくして、著作権侵害に対する法的処置が行えるように改善されるべきだと思います。