VSGO社のお洒落なカメラバッグ『ブラックスナイプ』シリーズに待望のショルダー型の6Lと3Lが追加されました。ブラックスナイプの高級感あるデザインをそのままショルダーバッグにした感じで、要所要所に高品質なパーツを使いこだわりを感じる仕上がりになっています。
今回は、CTJ株式会社様よりご提供いただいた、VSGO社のカメラバッグ『ブラックスナイプ』 のショルダー型6Lと3Lをレビューします。
VSGOブラックスナイプ ショルダー型6L版の特徴
VSGOブラックスナイプ(Black Snipe)のショルダー型カメラバッグ6L版(V-BP04)は、容量6リットルで、他社の標準的なカメラ用ショルダーバッグと同様のサイズ感で、大きすぎず小さすぎずの丁度良い使いやすい大きさです。
サイズと内外観
- サイズ:高23.5cm×幅34.5cm×厚13cm
- 容量:6リットル
- 重量:0.76kg
VSGOブラックスナイプシリーズのカメラバッグで採用されている上蓋のマグネット式バックルが特徴的で、ショルダー型6L版は下に少しずらすことでロックが解除されます。
収納ポケットが多数あるので、カメラ用品はもちろんですが、スマホやモバイルバッテリーなども収納可能です。左右の側面にはペットボトルが収納できるサイドポケットもあり、非常に使い勝手は良好です。
バッグ内部は薄いグレーなので視認性が良く使い勝手が良いです。厚みのある仕切りパッドが2枚付属していて、機材に合わせて位置を調整できます。
特徴
お洒落なデザイン
よくありがちな厚みのあるごつい感じのカメラ用ショルダーバッグとは違い、一見カメラ用とは思えないVSGOのこだわったお洒落なデザインが特徴です。
防水性のある素材と作り
上蓋はTPU素材、バッグ本体はポリエステルで防水性・耐摩耗性があり、全体的にしっかりとした作りで安心してカメラを収納できます。また、ファスナー部分はYKK製防水ファスナーなので、ちょっとした雨などでは浸水する心配はありません。
こだわりの高品質
YKK製防水ファスナー、脱着が可能な耐久性のあるDuraflex社のバックル、FIDLOCK社製のマグネットバックルなど、信頼できる一流メーカーのパーツにこだわり、高品質で耐久性のあるカメラバッグになっています。
幅広で肉厚な肩パッド
カメラバッグ選びで意外と見落としがちな肩パッドですが、それなりの収納力のあるショルダー型6L版には、幅の広い肉厚でクッション性の高い肩パッドがあり、重たいカメラ機材でも身体への負担を軽減してくれます。
小型三脚が固定できる
VSGOブラックスナイプのショルダーバッグは、底面に三脚固定ベルトがあるので、小型の三脚であれば収納可能です。
どれ位の機材が入る?
仕切りパッドが2枚付属しているので機材に合わせて自由に位置を調整する事ができます。
カメラ1台、レンズ2~3本
一眼カメラ1台にレンズを付けた状態で、その他レンズ2本位なら収納できる大きさです。バッグの高さに制限があるので全長のある超望遠ズームレンズは厳しいですが、実用的な収納力があります。
- 一眼カメラ:1台
- レンズ:2~3本
- タブレット(11インチ)
以下の例では、ミラーレス一眼ソニーα7R IV(フルサイズ)に24-105mmのレンズを装着した状態に、広角ズームレンズTamron 17-28mm、小型の単焦点レンズSamyang AF 24mmが入りました。レンズ1本の代わりにフィルターやその他カメラの備品をいれたりしても良いと思います。
バッグの高さが23.5cmなので、20cm以内の70-200mm程度の望遠ズームレンズなら入るかと思います。試しにシグマの100-400mmの望遠ズームレンズは長さが26.5cmあるので入りませんでした。
残念な点
2つのジッパーが面倒
6L版は開口部が大きく開くのでカメラは取り出しやすいのですが、左右独立したシッパーがあり、カメラを取り出すにはこの2つのジッパーを開く必要があるので少し面倒です。
一部のポケット類のインナーが黒色
6L版のバッグ内部は薄いグレーの色なので見やすいのですが、一部のポケット類のインナーが黒色なので物が見えにくいのが難点です。カメラ用品は黒色の物が多いので、薄いグレーなどの色の方が視認性が良くなり、使いやすくなるかと思います。
VSGOブラックスナイプ ショルダー型3L版の特徴
VSGOブラックスナイプのショルダー型カメラバッグ3L版(V-BP05)は、かなり小さめで限られた物しか入らないので、APS-C機やコンデジ向け、もしくは普段使いのお洒落なショルダーバッグとして使うが良いかと思います。
サイズと内外観
ブラックスナイプのショルダー型3L版のスペックは、容量3リットルのカメラバッグになります。
- サイズ:高17.5cm×幅34cm×厚8cm
- 容量:3リットル
- 重量:0.41kg
ショルダー型3L版にも特徴的な上蓋のマグネット式バックルが採用されています。3L版のバックルはシンプルに磁力だけで固定するタイプで、回転させたり、下にずらしたりする必要はありません。
メインのバッグ内部へは上蓋とは関係なくジッパーを開閉することでアクセスできます。内部には仕切りパッドが2枚付属していて、機材に合わせて位置を調整できます。
特徴
お洒落で高級感あるデザイン
VSGOのこだわったお洒落なデザインで高級感ある質感が特徴の小型のショルダー型カメラバッグです。バッグに使われている素材は6L版と一緒で、上蓋はTPU素材、バッグ本体はポリエステルで防水性・耐摩耗性があり、安っぽさは一切なく、全体的にしっかりとした作りで安心感があります。
こだわりの高品質
6L版と同様にYKK製防水ファスナー、Duraflex社のバックル、FIDLOCK社製のマグネットバックルなど、信頼できる一流メーカーのパーツにこだわり、高品質で耐久性のあるカメラバッグになっています。
小型三脚や折り畳み傘が固定可能
3L版にも底面に三脚固定ベルトがあるので、小型の三脚であれば収納可能です。三脚の代わりに折り畳み傘を固定すると言った使い方もできるかと思います。
どれ位の機材が入る?
カメラ1台(APS-C)、レンズ1~2本
ミラーレス一眼カメラのAPS-C機1台に小型の標準ズームを装着した状態でその他レンズ1本、もしくは大き目のレンズを装着したミラーレス一眼カメラのAPS-C機1台なら収納できる大きさです。仕切りパッドがあるのでカメラ以外のものを一緒に入れるといった使い方も良いかと思います。
- 一眼カメラ(APS-C)1台
- レンズ 1~2本
- タブレット(iPad mini 8.3インチ)
以下の例では、ミラーレス一眼ソニーα ZV-E10(APS-C)に小型のズームレンズE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSを装着した状態に、広角ズームレンズTamron 17-28mmが入りました。
試しにミラーレス一眼のフルサイズ機ソニーα7R IVに24-105mmの標準ズームレンズを装着した状態でピッタリ入りました。ほとんど余裕がないので、レンズもう1本は無理そうです。フルサイズ機の収納はあまり実用的ではないかと思います。
残念な点
インナーが黒色で内部が見えにくい
3L版はバッグ内部とポケット全てが黒色なので、内部が見えにくく視認性が悪い点が少し残念です。シッパーを開けた状態でも構造的に内部が隅々まで見えるわけではないので、特に薄暗い場所ではポケット部の中が見えにくいかもしれません。
総評
VSGOブラックスナイプのショルダー型カメラバッグは、人とは違ったお洒落なデザインで高品質なバッグを探している人におすすめです。
6L版は、ストリートスナップなど気軽な撮影に行く場合に最適なサイズ感かと思います。必要十分な収納スペースがあり、仕切りパッドを調整してカメラ以外の物と一緒に収納したり、普段使いのショルダーバッグとしても使用できるので、実用的でバランスが良いバッグといった印象です。
3L版は、容量が少なく限られた機材しか収納できないので、ミラーレス一眼のAPS-C機やコンデジなどの小型カメラを入れるのには丁度良い大きさで、小旅行や散歩がてらに撮影したい場合に、カメラを忍ばせておくのにはピッタリかと思います。いかにもカメラバッグのようなデザインではないので、普段使いでも活躍しそうです。
販売元:CTJ株式会社