一眼カメラやレンズの保管はどうされてますか? 気を付けたいのが高温多湿になりカビの生えやすい梅雨の時期はしっかりとカメラやレンズをカビから守る防湿対策をした保管方法が重要になります。防湿庫やドライボックスなどに入れるのが一般的ですが、食品保存容器のタッパーでも十分な代用品になります。
レンズ内に一度カビが生えてしまうと写りに悪影響がでてしまうので、カビを除去するには安くても一本1万円はかかってしまいます。しばらく、カメラを使わず放置してたらカビだらけになっていた!なんて事のないようにカビ対策としてしっかりとした保管を心がける必要があります。
レンズやカメラをカビから守る防湿保管方法
防湿庫(約1万円~)
高価ですが自動で湿度を一定に保つことができ確実にレンズやカメラをカビから守ってくれます。見た目も高級感があり、LEDライト付きや鍵付きなどディスプレイ的な要素も兼ね備えています。予算的に余裕があってカメラを2台以上、レンズとカメラを一つの所で保管したい場合は防湿庫がおすすめです。
ただし、防湿庫の種類にはは乾燥剤式とペルチェ式があり、前者の乾燥剤式は半永久的に使えるのに対して、後者のペルチェ式は比較的安価ですが素子の寿命が3年~5年と短いのでユニット部分の交換が必要になります。
ペルチェ式はお手頃価格でハードルはやや低く、小型のものであれば1万円前後から購入可能。
乾燥剤式はやや高価だが、ユニットの交換が必要ないので長く使える。
ドライボックス(約1500円~)
カメラ一台とレンズ数本程度を所持しているユーザーであまりお金かけたくない場合は、カメラ専用のドライボックスで保管する方法がおすすめです。カメラとレンズを収納できるプラスチックケースに乾燥剤を入れるだけですが、十分な効果は期待できます。乾燥剤を定期的に交換する必要はありますが、それでもランニングコストは安価に抑えることができます。
ただし、中には密閉力が弱く、湿度が下がらないと言ったような粗悪な製品もあるので要注意です。特に蓋の開閉が緩い製品は避けた方が無難です。
食品保存容器(1000円前後)
カメラ専用のドライボックスよりも安価にカメラやレンズを保管するには、密閉力のある食品保存容器を代用する方法がおすすめです。基本的には、食品用の保存容器でもシリコン製のパッキン付きで、しっかりとした密閉力があるもを選べば問題ないかと思います。できれば4か所で固定するタイプの保存容器がおすすめです。ドライボックスと同様に保存容器内に乾燥剤を入れる必要はありますが、一番安価な保管方法になります。
食品保存容器をカメラ用ドライボックスとして代用
様々な種類のカメラ用防湿庫やドライボックスは売っていますが、防湿庫は値段が高く少しハードルが高く、ドライボックスはお手頃ではありますが、もっと手軽にカメラの防湿対策をしたいと言う方には食品用保存容器、いわゆるタッパーで代用するのがおすすめです。
サイズ、値段、密封力にも優れた食品保存容器
食品保存容器は、ホームセンター等どこにでも売っていて、値段は手ごろ、サイズが豊富にあり、しかも食品保存用の容器なので密封性もあり、カメラやレンズの保管には持ってこいの代用品です。
私が購入したのはSistemaという会社の7リットルサイズで値段は800円位でした。レンズなら標準ズームレンズ、広角ズームレンズ、単焦点レンズなど4~6本位は収納できます。カメラ本体ならニコンD750とD7100が一緒に入り、さらにレンズがもう1本入ります。Sistemaの蓋にはシリコン製のパッキンが付いていて4か所で固定するので強力な密封力です。
あとは保存容器の中に、100均などで売っている湿気取り(乾燥剤)を入れば、ドライボックスの完成です。もちろん、Hakubaなどから発売されているカメラ用の乾燥剤でもいいと思います。
まとめ
ホームセンターなどでパッキン付きの食品用保存容器ならいくらでもあるので、レンズのドライボックスの代用品は簡単に見つかるのではないでしょうか? カメラ専用のドライボックスなら乾燥剤を入れるスペースや湿度計が付いているものもあるので、そちらを購入されても良いかと思います。
ドライボックスをケチって、レンズやカメラにカビを生やして修理費に数万円かかったら元も子もないので、安価な投資として食品用保存容器やドライボックスは是非おすすめします。