一眼カメラを買ったら、まず初心者が揃えておくべきカメラ用品や必要なアイテムを一覧にしました。カメラ本体とレンズがあれば写真撮影はできますが、必要最低限のカメラ用品があると更に快適な写活が行えます。
どれを揃えて良いのか分からないという初心者の方に、おすすめするカメラ用品を種類別に厳選してご紹介します。とりあえず、これらのカメラ用品を一通り揃えておけば困ることはありません。
写真撮影時に必要なカメラ用品
レンズフィルター類
一眼カメラを購入と同時に揃えておきたいのがフィルター類です。フィルターはレンズを保護したり、反射を抑えたりと撮影には欠かすことのできないカメラ用品です。
値段はピンキリですが、安価な製品は思ったような効果が得られない場合も多いので、人気ブランドの日本製ならほぼ間違いありません。カメラを長く続けるのであれば、将来のことを考え「安物買いの銭失い」にならないように、しっかりしたものを購入することをおすすめします。
レンズプロテクター
レンズプロテクターは、その名の通りレンズを傷つけない為に装着する保護フィルターで定番のカメラ用品です。Kenko、Hakuba、Marumiと言った日本製フィルターがおすすめです。
殆どのレンズプロテクターはレンズ性能を落とさないように反射を抑えるMC(マルチコート)タイプになっていますが、レンズプロテクターを付ける事で、逆光などではゴーストやフレアが発生しやすくなる場合もあります。
レンズプロテクターの選ぶ基準としては、反射、ゴースト、フレアが抑えられたものが良いと思います。
CPLフィルター
CPL(円偏光)フィルターは、反射によって白っぽくなっている空や草木、水面などの色をより鮮やかな色にする為の反射を抑えるフィルターです。風景写真を良く撮る人にはおすすめです。
NDフィルター
NDフィルターは、Neutral Densityの略で減光フィルターとも言います。光の量を減らしてシャッタースピードを遅くするためのフィルターで、風景写真によく使われます。一眼カメラならではの一味違った撮影ができ、写真の幅が広がります。
ND2、4、8、16など数値が大きいほどシャッタースピードを遅くすることができます。
三脚
三脚は無くても写真は撮影できますが、あった方が何かと便利なカメラ用品の一つで、マクロ、夜景、星空など様々な撮影を可能にしてくれます。
三脚は色々な種類があるのでカメラの大きさに合ったものを選ぶと良いでしょう。選ぶ際の判断基準として、『耐荷重』という点に着目して、自分のカメラの重さ(本体+レンズ)を把握しておくことが重要です。
アルミ製
手頃な価格で人気のアルミ製三脚は初心者の方におすすめです。
カーボン製
アルミ製に比べると値段は高くなりますが、剛性力がある上に軽量なので、本格的にカメラを始めようという方にはカーボン製の三脚がおすすめです。
記録媒体
SDカード
一眼カメラの写真データは容量が大きいので書き込みスピードの速いSDカードが必要になります。おすすめはSDスピードクラス CLASS 10やUHSスピードクラス3で容量は32GB~64GBあれば十分です。
また、カメラの機種によってはエラーが出て上手く読み込めないSDカードもあるので、メーカーが推奨しているSDカードを選ぶのが安心です。
カメラバッグ
一眼カメラを持ち歩く際に、どこに入れたらいいのか迷う所です。自分の撮影スタイルに合わせて、ショルダー型やリュック型の様に選択すると良いと思います。
ショルダー型
ショルダー型のカメラバッグは一見するとスマートでお洒落なのですが、一眼カメラを入れると意外と厚みが出てしまうので歩きにくかったりするので、小型なミラーレスやエントリーモデル向きです。
リュック型
リュック型のカメラバッグは、カメラ本体と数本のレンズを入れても容量に余裕があり、三脚なども取り付け可能だったりと、アクティブ派におすすめです。
インナーケース
カメラバッグを買わずに、今持っているリュック等にカメラ用のインナーケース入れるという方法もあります。インナーケースを使用することでカメラ以外の物も入れ易いという利点があります。ちなみに私はリュック+インナーケースにカメラを収納してトレッキングに行きます。
カメラのメンテナンス用品
一眼カメラ本体やレンズに付着した塵やほこりを取り除き、いつもきれいな状態にメンテナンスしておくことが重要です。
ブロアー
カメラやレンズに付着した細かなゴミ、埃などを空気で吹き飛ばすブロアーは定番中の定番の必須アイテムです。小さいブロアーだとしっかりとゴミを吹き飛ばせないので、一眼カメラには大きめで風圧の強いブロアーがおすすめです。
チリや埃をカットするフィルター付きブロアーはカメラ内部のセンサークリーニングなどのメンテナンスにおすすめです。
レンズクリーナー
レンズクリーナーを使う事でレンズやフィルターに付着した汚れを落としてくれます。レンズのコーティングを傷めないカメラ用のレンズクリーナーを使いましょう。
最初はレンズクリーナー液や拭き取り用ペーパーなどがセットになっている物でも良いかと思います。
便利なのが、小分けになったウェットタイプのクリーニングティッシュです。クリーナー液が必要なく、かさ張らないので外出先でも使用できて非常に便利です。
いろいろなクリーニングペーパーを使用しましたが、私の愛用しているは、Kenko クリーニング用品 ハイテククリーニングペーパーです。クリーナー液を付けて拭き取る時や、ウェットタイプ+最後の仕上げの拭き取りに必ずこれを使っています。布だと塵や繊維が残ったりしますが、これは綺麗に拭き取ることができます。
レンズペン
ペン型のレンズクリーナーで、ペンの後ろに着いたブラシで埃を落とし、ペン先でレンズやフィルターを拭くだけの便利グッズです。ペン先にはカーボン粉末が付いていて皮脂や指紋なども綺麗に拭き取れて、外出先などで非常に重宝します。
カメラ・レンズの保管用品
カメラ用品の中でも一眼カメラ初心者が意外と見落としがちなのがカメラ保管用品です。カメラは湿気やカビから守ることが重要で、一度カメラのレンズにカビが生えてしまったら自力で取り除くことは不可能で、プロにお願いすると高額な修理費がかかってしまいます。
大事なカメラやレンズを湿気やカビから守るためにドライボックスで保管する必要があります。
ドライボックス
カメラ専用のドライボックスでも良いですし、密閉できる大きめのタッパーに乾燥剤を一緒に入れておくことでドライボックスの代用品になります。カメラ用乾燥剤は100円均一のダイソーにも売っています。
カメラ防湿庫
キャビネット型のカメラ専用防湿庫は電子制御で一定の湿度に保ち、見た目に高級感があってカッコいいです。
写真データのバックアップ
写真を撮った後、写真データのバックアップを取らずに、SDカードに入れっぱなしだったり、PC内だけで保存しておくと、思いも寄らずに消去してしまうリスクもあります。大事な写真データは必ずバックアップを取うことが重要です。
外付けHDDやSSD
一眼カメラの写真データはPCのハードディスクが一杯にならないように、バックアップも兼ねて写真専用の外付けHDDやSSDに保存しておくのが安全です。画素数にもよりますが、外付けHDDの容量は2TBほどあれば、かなりの枚数の写真は保存できるので直ぐに一杯になることはありません。
HDDよりも高速なSSDですが、最近は外付けのポータブルタイプのSSDも値段が下がり、ずいぶんお手頃価格になってきているのでおすすめです。