先日いつものようにLightroomを立ち上げ過去の写真をレタッチしようとしたら、現像画面に写真が表示されずに真っ黒な画面になるというトラブルが突然発生しました。LightroomやPCの再起動を試みたものの現像画面は真っ黒なままで直る気配がなかったので、とりあえず、ネットで原因を調べたのですがそれらしい解決方法が見つけられず、Adobeのカスタマーサポートに直接連絡してみました。
Lightroomの現像画面に写真が表示されないトラブル
今回のLightroomの不具合の症状としては、ライブラリ画面では正常に写真は表示されるのに、いざレタッチしようと現像画面にすると写真が表示されずに画面が真っ黒状態になると言うものです。
更に詳しく説明すると、現像画面でも「ルーペ表示」モードの時だけ真っ黒になって、それ以外の「参照ビュー」モードや「補正前/補正後」モードでは正常に写真が表示されていました。
2、3日前までは正常に使えてたLightroomだったのですが、突然現像画面にトラブルが発生してしまいました。Lightroomを再起動してみたり、別のカタログを開いてみたり、同時に立ち上げていたソフトウェアを閉じてみたりと色々試してはみたものの、症状は直らずAdobeへ問い合わせすることに。
Lightroom現像画面のトラブル対処方法
Adobeのカスタマーサポートに教えてもらった対処方法を試したら、あっと言う間に直りました。
- Lightroomを起動させ、編集 > 環境設定 > パフォーマンス を選択
- 「グラフィックプロセッサーを使用」のチェックボックスを外す
見事この方法で、Lightroomの現像画面に写真が表示されずに真っ黒な画面になるというトラブルが解決されました!
グラフィックプロセッサーを使用って何?
パソコンのグラフィックプロセッサー(グラフィックカード、ビデオカード、GPU)を使用することによりLightroomの画像表示スピードを高速化してくれ、互換性のあるGPUが搭載されたパソコンであれば、Lightroomをより快適に使えるようになると言うものです。
不具合の原因はGPU
カスタマーサポートに原因を聞いてみた所、GPUドライバーを最新にアップデートしたら直るかもしてないとの事だったので自分のパソコンのGPUドライバーを調べてみましたが、すでに最新状態でした。
Lighrtroomの「システム情報」を見てみると、その中に「グラフィックプロセッサー情報」という項目があり、「Check OpenGL support: Passed」となっていて、特に問題はなさそう。
もし、同じ様な不具合が発生した場合は、Adobeの公式ページのGPUに関するトラブルシューティングに詳しく掲載されているので、チェックしてみて下さい。
以下のような不具合が出ている場合もGPUが原因の可能性が高いと思われます。
- 現像モジュールの画像領域の全体が青または白になる
- Lightroomの強制終了やフリーズ、原因不明の動作遅延
- 現像スライダーを動かすと、画像の明るさが予期せずにちらついたり、カラーシフトが発生する
参照:Adobe公式ページ ⇒ LighrtroomのGPUのトラブルシューティングおよび FAQ
まとめ
原因はGPUとLightroomの相性の問題の様ですが、ドライバーは最近更新されたわけでもなくしばらくはそのままだったので、Lightroomのアップデートが関係してくるのかもしれません。
とりあえず、Lightroomの現像画面は正常に表示されるようになり、「グラフィックプロセッサーを使用をOFF」に設定してますが、処理速度が遅くなった感じはなく今まで通り使えています。