GODOX XProとTT350の設定方法と使い方!ワイヤレスで多灯ライティング

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GODOX XProとTT350の設定方法と使い方 カメラ・機材

GODOX XProとストロボのTT350をワイヤレスで同期させる為の設定方法や使い方を写真と共に分かりやすくまとめてみました。GODOX製品を使ってストロボのオフカメラや多灯ライティングを始めてみようと思っている初心者の方は、是非参考にして頂ければと思います。

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ストロボをワイヤレス発光させる仕組み

ストロボをカメラ本体のホットシューに直接付けて使うのではなく、カメラ本体とは別の所に設置してワイヤレスで使う方法をオフカメラと言い、専用の送信機(コマンダー、フラッシュトリガー、トランスミッター等と言われる)が必要になってきます。

オフカメラでストロボを発光させる仕組みとしては、コマンダー(送信機)でストロボの設定を行い、その内容を電波でストロボに送信し、ワイヤレス発光させると言った感じです。

コマンダー(送信機)とストロボが同じメーカーだと簡単に接続が可能になりますが、ストロボは受信機能が内蔵されているワイヤレス対応の機種が基本になります。ワイヤレス非対応のストロボであっても、レシーバーと言われる受信機を取り付けることで、オフカメラでの使用が可能になります。

比較的安価で高性能なコマンダーのGODOX XProは、複数のストロボを簡単に管理・操作できるのでおすすめです。

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GODOX XProとTT350を同期させる方法

GODOX XProを使って、オフカメラでストロボのGODOX TT350を発光させる方法を解説します。

送信側であるコマンダーのGODOX XProと受信側であるストロボのGODOX TT350とのチャンネルとグループを同じになるように設定すれば、同期させることができます。もし、ストロボが光らない場合は以下の手順を参考にしてみて下さい。

XProの設定

チャンネル(CH)設定

まずコマンダー側のGODOX XProのチャンネル(CH)を設定します。

【Zm/CHボタン】を長押し > 【ダイヤル】で番号を選ぶ > 【SET】ボタンで決定

GODOX XProのチャンネル設定

GODOX XProのチャンネルは1~32まで設定可能です。

チャンネルの役割は、他の人との電波干渉を回避する為なので、通常はデフォルトの1のままで問題ありません。必要であれば、他の番号を選択します。

※チャンネルだけだと足りない場合は、更に細かく1から99のIDを割り当てることも可能です。デフォルトではIDはOFFになっています

【MENU】 > 【ダイヤル】でIDを選択 > 任意の数値を選択し【SET】ボタンで決定

グループ設定

GODOX XProのグループ設定は、ストロボが一つの場合は、デフォルトのAを使用すればOKです。

もし複数台の多灯ライティングで各ストロボの光量など設定が異なる場合は、A~Eの複数のグループに分けてそれぞれ設定します。複数台でも設定が同じであれば、一つのグループで問題ありません。

【A】を押し > 【MODE】を押してTTLもしくはM(マニュアル)を選択 > 【ダイヤル】で光量を設定

GODOX XProのグループ設定

TT350の設定

次にストロボ側のTT350の設定をします。

XProと同期させる

コマンダーのXProとストロボを同期させるには、TT350をスレーブモードに設定します。

【SYNC】を長押し > 【ダイヤル】でSを選択 > 【SET】で決定

TT350をスレーブモードに設定

 

モードを合わせる

ストロボのTT350のモードをXProとを同じモードに合わせます

【MODE】を押してモードを合わせる

TT350のモードを設定

TT350の場合、TTL、M(マニュアル)、Multiの3種類のモードから選択できます。

チャンネルを合わせる

ストロボ側のTT350のチャンネルを先ほど設定したXProと同じチャンネルに合わせます。デフォルトではCH1に設定されていますが、必要な場合は変更します。

【SLAVE】を長押し > 【ダイヤル】で任意のチャンネルに合わせる > 【SET】で決定

TT350のチャンネル設定

グループを合わせる

TT350のグループもXProと同じになるように設定します。デフォルトではグループはAに設定されていますが、必要な場合は変更します。

【SLAVE】を押してグループを合わせる

TT350のグループ設定

TT350のグループは、A、B、Cの三択になります。

同期を確認するためにテスト発光

XProとストロボが同期されているか確認するには、XProにある【フラッシュトリガー】ボタンを押して、発光するか試します。

発光テスト用のフラッシュトリガーボタン

フラッシュトリガーボタンを押すと同期してるか確認できる

同期していれば、ストロボが発光するようになっていて、わざわざシャッターボタンを押して撮影して確認する必要がありません。もし、発光しなければ同期されていないという事なので、設定を確認してみて下さい。

また、XProとTT350が同期すれば、XPro側の光量設定などを変更するとTT350側の設定も同時に反映されるようになり、液晶画面が変化するのが確認できます。コマンダー側の設定が優先され、ストロボ側の設定は無効になります。

複数のストロボを使う多灯ライティングの場合、コマンダー側だけで設定変更できるので作業が非常に簡単になります。

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まとめ

コマンダーとストロボを一度同期してしまえば、複数のストロボを使った多灯ライティングの設定も迷うことなく設定できるようになるかと思います。

オフカメラでストロボが使えるようになると物撮りやポートレートなど撮影の幅が広がって、光のコントロールの仕方やライティングの知識が身に付き、様々な撮影に役立つようになるので、ストロボに挑戦してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人
Tomoya Osa

新潟在住の写真家&グラフィックデザイナー。約19年間住んでいたニュージーランドの絶景を写真に残そうと思ったのが写真を始めたきっかけで、風景写真、星空と天の川の星景写真を中心に撮影。写真やカメラに関する情報をわかりやすく解説し発信しています。

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