メーカー純正の角型フィルターケースは、収納枚数が多く、フィルターが破損しない様にハードタイプでサイズが大きくなりがちで家で保管するには問題ないのですが、撮影で持ち出す際、カメラバッグに収納するには大きすぎてあまり実用的ではありません。
そこで今回は、撮影時に持ち運びに便利で程良いサイズ感のSIOTIの角型フィルターケースの使い勝手などをレビューをします。
SIOTI角型フィルターケースの特徴
SIOTIとは
SIOTIは中国を拠点にしているカメラ関連商品、フィルターやアダプターリング、レンズキャップ、小型雲台、三脚部品など、あると便利なグッズを取り扱っているブランドです。公式のウェブサイトで商品を購入する事ができ日本への発送もしています。
カメラバッグに入る丁度良いサイズ感
SIOTIの角型フィルターケースの外寸サイズは高195mm、幅150mm、厚さは最大で60mmになります。蓋が重なる部分が最大の厚さになるだけで、他の部分はそこまでの厚さはないので、かさばると言った印象はありません。個人的には蓋の部分の収納スペース(ジッパー)を無くして、もっと薄くした方がコンパクトになって良さそうかと思います。
SIOTIのフィルターケースはナイロン素材で柔らかく幅が15cm程度なので、限りのあるカメラバッグのスペースに上手く収納できます。間仕切りのあるカメラバッグだと、幅がありすぎる角型フィルターケースだと収納できない場合があり、特にハードケースタイプは柔軟な対応が出来ないので、撮影に持って行くならソフトタイプがおすすめです。
必要なセット一式が収納可能
SIOTIのカメラ角型フィルターケースには、撮影で必要な角型フィルターのセット一式収納できるようになっているので容量としては特に不満はありません。角型フィルターは最大4枚までの収納可能で100×100mmであればスッポリと収納可能ですが、長方形の100×150mmだと上部数ミリがはみ出します。CokinのLサイズ(100×143.5mm)だと上部はピッタリ入るサイズになっています。
長方形の角型フィルターだと左右の角が少し剥き出しになり、隣り合わせに2枚収納すると干渉しそうですが、それぞれの収納ポケットにはある程度の厚みがあるので、フィルター同士が接触する可能性はほぼありません。
心配であれば、100×150mmの角型フィルターの場合は、隣り合わせで2枚入れずに、一番端と端に収納する方が良いかと思います。
収納ポケットは、角型フィルター用以外にも内部に2カ所、外側に1カ所あるので、フィルターホルダー本体やドロップイン式の円形フィルター、クリーニングクロスなども一緒に収納できます。
収納例
- 角型フィルター100×150mm×2
- フィルターホルダー×1
- アダプターリング×2
- ドロップイン式円形フィルター×2
- クリーニングクロス
Dカンで三脚に取り付け可能
SIOTI角型フィルターケースにあるDカンをそのまま三脚のフックに引っ掛けることもできます。ただし、風が強い日は揺れてブレの原因となる可能性があるので、少し工夫して三脚に取り付けると風でも揺れにくくなります。
ダイソーのベルト付きのカラビナを三脚のネック部分に取り付けてみました。ベルトの長さが調整できるので色々なサイズの三脚に使えて便利です。
角型フィルターのキャリーケースにあるDカンをカラビナに引っ掛けると、三脚の2本の脚が支えになり安定感があって良い感じです。
ベルトループでズボンに装着可能
フィルターケースの裏側にベルトループがあるので、ベルトに通してズボンに装着することもできます。三脚に付けておくよりも、フィルター交換がスムーズになるかもしれません。
まとめ
角型フィルターケースは割れないようなクッション性が重要ですが、撮影時に持ち出すことを考えると、やはり軽量&コンパクトであることも重要な要素です。SIOTIの角型フィルターケースは、カメラバッグに収納できるサイズ感で、フィルターホルダーなども一緒に収納できるので非常におすすめです。
私が購入した時はAmazonで2000円程でかなりお買い得でしたが、現在は少し値段が上がっているようです。
SIOTIの公式ウェブサイトでも購入する事ができます。(支払いはPAYPALでUSドル)
多少時間はかかりますが、AliExpressでも入手可能のようです。
Haidaの角型フィルターケースもナイロン素材で持ち運びに便利そうで良さそうです。SIOTIと比べると若干サイズが大きいようですが、比較的リーズナブルなので悪くは無いと思います。