通常シネマグラフを作るには動画と写真の両方が必要ですが、PCアプリのPhotoMirageなら写真から簡単に作ることができます。特に難しい操作は不要で、ものの5分もあれば、インスタグラムやツイッターなどのSNSに適したサイズでGIFやMP4形式のシネマグラフ動画を書き出すことができます。
実際にPhotoMirageを使ってニュージーランドの風景写真をシネマグラフにしてみたので、その使い方を解説したいと思います。
写真からシネマグラフが作れるPhotoMirage
PhotoMirageの最大の特徴は、動画を用意する必要が無く、写真から簡単にシネマグラフが作れる点です。有料のPCアプリ(Windowsのみ)で日本語対応しています。
動画から作るシネマグラフはループ再生した時、つなぎ目が不自然になりがちですが、PhotoMirageは自然で滑らかなループ動画になります。
PhotoMirageは、GIF、MP4、WAV形式にファイルの書き出しが可能で、インスタグラムやツイッターなどのSNSに合わせたサイズ変換も自動的に行ってくれるので操作が非常に簡単です。
PhotoMirageをダウンロード
15日間の無料試用ができるので、PhotoMirageの公式ウェブサイトPhotoMirageの公式ウェブサイトからダウンロードします。インストールの最後にメールアドレスを登録することで使えるようになります。
ただし、試用期間中は書き出した動画の右下にPhotoMirageのロゴ(ウォーターマーク)が自動的に入ります。
シネマグラフに適した写真を用意する
シネマグラフをより効果的に見せるには、写真の中に動く要素が複数含まれていることが重要で、一方には動きを付けて、もう一方は静止した状態にするとシネマグラフ特有の不思議な雰囲気を醸し出すことができます。
PhotoMirageで動きを出しやすいのが、雲、滝や波などの水の流れ、湯気や煙、炎などです。
PhotoMirageを使ったシネマグラフの作り方
PhotoMirageの操作は直感的な単純な作業だけなので簡単です!
用意した画像を開く
まず【開く】ボタンをクリックし、用意した画像をPhotoMirageに読み込みます。
矢印を付ける
PhotoMirageの左上の紙飛行機アイコン【アニメ化】を選択して、写真の動かしたい部分に【モーション矢印】を付けていきます。矢印を動かしたい方向にドラッグし、矢印を長くすれば動きが大きくなり、スピードも早くなります。矢印の長さや方向は後から簡単に修正できます。
動かすエリアを指定する
動かす範囲を【アンカーポイント】で大まかに囲んでエリアを決めます。アンカーポイントで囲わないと写真全体がアニメーションで動いてしまいます。
また、マーカーアイコンを選択すれば、動かしたくない細かい部分を【マスク】で塗りつぶして、動く範囲を指定することができます。マスクブラシのサイズや境界線のぼかし具合も調整可能です。
プレビューで動きを確認
実際に動画に書き出す前に、左下の【再生】ボタンでプレビューし、動きをチェックして微調整をします。
動きを確認して、アニメーションの動くスピードを全体で調整することも可能です。
シネマグラフ動画へ書き出し
PhotoMirageは、Facebook、YouTube、Instagram、Twitterなど様々なSNSに対応していて、書き出し時に、それぞれのSNSを選択すれば、自動的に適切な縦横サイズのシネマグラフ動画に書き出せるようになっています。
また、【カスタム】を選択すれば、ファイルの種類、動画サイズ、動画時間、フレームレート、画質を選んで、自分の指定した動画を書き出すこともできます。
- PhotoMirageの詳しい使い方は公式ウェブサイトのPhotoMirageオンラインヘルプ
- ご購入はCorel『PhotoMirage』
シネマグラフ動画のサンプル
PhotoMirageを使ってニュージーランドの風景写真20枚位をシネマグラフにし、4分くらいの動画に編集しました。
まとめ
PhotoMirageの凄いところは動画素材が無くても、過去に撮影した写真で簡単にシネマグラフが作れるのが非常に魅力です。クオリティの高いシネマグラフ動画を作るならPhotoMirageはおすすめです。
Corel『PhotoMirage』