一眼カメラのワイヤレスリモコンの種類と特徴

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一眼カメラの遠隔撮影ができるワイヤレスリモコンの種類と特徴 カメラ・機材

一眼カメラで遠隔撮影する為のワイヤレスリモコンにはいくつか種類あり、撮影用途に合わせて使い分けるのがおすすめです。最近ではカメラ本体にWiFiやBluetooth機能が搭載されていてワイヤレス撮影が比較的導入しやすくなっています。

今回は一眼カメラのワイヤレスリモコンの種類と特徴を詳しく解説します。

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一眼カメラでワイヤレスリモコンを使うメリット

一眼カメラの撮影で単純にブレ防止であれば有線のレリーズを使えばいいのですが、遠隔でカメラを操作するにはワイヤレスリモコンが便利です。カメラのセルフタイマー機能で代用可能な場合もありますが、最大でも20秒程で限界があり、タイミングよくシャッターを押すには、やはりワイヤレスリモコンを使うのが確実です。

その他のメリットとしては、有線のレリーズと違い、コードが邪魔にならないと言った点もあります。

ワイヤレスリモコンを使った遠隔撮影する場面としては…

  • 自撮り
  • 集合写真
  • 野生生物撮影

などが考えられます。

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一眼カメラのワイヤレスリモコンの種類と特徴

赤外線式

赤外線リモコンの場合は、到達距離は最大でも5m程度となり、カメラとの間に障害物があると電波が届きにくく、タイミングよくシャッターが切れないと言う事もあり得るので、比較的近距離での撮影向きです。テレビなどの一般的な電化製品にも赤外線式のリモコンが使われています。

機能としては、シャッターボタンを押すだけなので、カメラの設定は予めカメラ側で設定しておく必要があります。

メーカー純正のリモコンは2000円前後、サードパーティ製の互換品だと数百円で購入可能と比較的安価です。

到達距離 最大で5m程度
メリット 安価
面倒な設定が不要
デメリット 障害物に弱い
到達距離が短い
シャッターを押すだけ

WiFi接続

各カメラメーカーの無料スマホアプリ

WiFi内蔵の一眼カメラであれば、各カメラメーカーが無料で提供しているスマホアプリとWiFi接続すればリモコンとして使うことができます。特別な機材は必要なく、気軽に導入できるのが最大のメリットです。また、撮影した写真を接続したスマホに転送することも可能です。

メーカーや機種によっては、シャッターを切るだけでなく、絞りやシャッタースピード、ピント位置などカメラの設定をスマホ側で変更することも可能なので非常に便利です。

到達距離 5~15m
メリット 無料
導入が簡単
カメラの一部設定が変更可能(機種による)
デメリット カメラのバッテリー消費が多い
場所によっては接続が不安定

専用機材で一眼カメラをWiFi化

WiFi非対応の一眼カメラでも、スマホやタブレット、PCなどから遠隔操作が可能になるサードパーティ製の外付け専用機材とアプリでWiFi接続することができます。

カメラに外付けのWiFi通信機を接続し、スマホやタブレットなどから専用のアプリで一眼カメラを遠隔からコントロールできるようになります。

到達距離 50m
メリット カメラの一部設定が変更可能(機種による)
デメリット やや導入コストがかかる
場所によっては接続が不安定

Bluetooth接続

比較的新しめの一眼カメラは、wifiではなくバッテリー消費が少ないBluetooth対応の機種が主流になりつつあり、スマホアプリをBluetoothで接続し、リモコンとして使えるようになります。

WiFiと同様にメーカーや機種によっては、シャッター以外にも、絞りやシャッタースピード、ピント位置などカメラの設定をスマホ側で変更することも可能です。

到達距離 5~10m
メリット 無料もしくは安価
導入が簡単
カメラの一部設定が変更可能(機種による)
カメラのバッテリー消費が少ない
デメリット 到達距離が短い
対応機種が少ない

ソニーの場合は純正の別売りのBluetoothリモコンも用意されています。

電波式

電波式のワイヤレスリモコンは、専用の受信機をカメラと接続し送信機でコントロールするタイプで、2.4GHz帯の電波の場合、障害物に影響されにくく、電波の届く範囲は製品にもよりますが100~200mとかなり強力なのが特徴。

到達距離 100~200m
メリット 到達距離が長い
障害物に強い
カメラのバッテリー消費の心配がない
デメリット 純正品は高額

安価なものは基本的にはシャッターのコントロールなので、絞りやシャッタースピード、ISO等のカメラの設定を変更することはできませんが、インターバル撮影などのシャッターの切るタイミングを設定できるものがあります。

メーカー純正品の高価なものはワイヤレストランスミッターとも呼ばれ、パソコンやスマホ、タブレットからカメラを遠隔操作したり、撮影した画像データをサーバーへ転送したり、複数台のカメラと同期させて同時にコントロールすることも可能になります。かなり本格的なプロ向けの用途で使われる事がほとんどです。

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まとめ

一眼カメラで遠隔撮影する為のワイヤレスリモコンにはいくつかの種類ありますが、撮影用途に合わせて使い分けるのがよいかと思います。

また、ワイヤレスリモコンを使うことで撮影の幅も広がるのでぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人
Tomoya Osa

新潟在住の写真家&グラフィックデザイナー。約19年間住んでいたニュージーランドの絶景を写真に残そうと思ったのが写真を始めたきっかけで、風景写真、星空と天の川の星景写真を中心に撮影。写真やカメラに関する情報をわかりやすく解説し発信しています。

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