一眼カメラの純正ストラップって一度付けたら取り外しが面倒で不便で、動画撮影などではカメラストラップが邪魔になるケースもあり、できれば簡単に脱着ができると便利です。
今回は、私が愛用している簡単に脱着ができるOP/TECHとSmallRigのおすすめ社外ストラップをご紹介します。
社外カメラストラップを選ぶ際の3つのポイント
脱着が容易かどうか
社外カメラストラップ選びで重要なポイントは、カメラからの脱着の容易さです。特に頻繁にストラップを脱着する人であれば、瞬時に脱着ができる社外のカメラストラップは必須になります。
耐久性
耐久性がなく使用中にカメラが落下してしまっては、カメラストラップとしては不合格です。大事なカメラを守る上では、信頼のおけるメーカーで耐久性のあるものを選んだ方が無難です。複数の製品レビューなどを参考にして判断することをおすすめします。
カメラとの干渉
カメラストラップで見落としがちな重要な要素に、カメラと干渉した際にカメラ本体に傷が付かないという点です。ストラップの一部がカメラの同じ場所に長時間接触し続けると、知らないうちにカメラに傷が付いてしまう原因になってしまいます。
その為カメラストラップに使われている素材も重要で、高級感やお洒落さアップの為に金属を使っているような製品は要注意です。カメラと干渉しないかレビューなどをチェックする必要があります。
OP/TECH プロループストラップ
私が長年愛用している一押しのカメラストラップは、OP/TECH(オプテック)のプロループストラップで、最大の特徴は、重たいカメラでも首にかかる負担を軽減してくれる幅広のウレタンパッドです。耐久性も抜群で非常にコスパが良い信頼できるおすすめのカメラストラップです。
首への負担が少ないウレタンパッド
OP/TECHのプロループストラップのウレタンパッドは7mm程の厚みがあり、しかも最大60mmの幅があるので重量のあるカメラでも首に食い込むことが無く、カメラの重さを分散して、首への負担を軽減してくれます。フルサイズの一眼レフカメラを使用している人には特におすすめです。
カメラからの脱着が簡単
カメラからの脱着が簡単になる独自のシステムコネクターが便利で、カメラを複数台持っていてもウレタンパッド部分を使い回すことが可能になります。脱着が簡単だからと言って、使用中に不用意にコネクター部分が外れてカメラが落下するような危険性もありません。
直接カメラに取り付ける部分も、純正のカメラストラップのような複雑で面倒な方法は不要で、ただ単に紐を通すだけなので一瞬で完了します。紐もそれなりの太さがあり丈夫な素材なので、切れてしまうような不安も一切ありません。
カメラに傷が付く心配がない
このOP/TECHのカメラストラップの良い所は、カメラ本体と干渉しても傷が付く恐れがほぼ無いという点です。
カメラに接触しやすいコネクター部分は、柔らかい合皮っぽい素材でカメラ本体に傷が付く心配がありません。また、カメラと直接繋げる紐が比較的長いのも干渉しにくい理由の一つになっています。
抜群の耐久性
OP/TECHはとにかく耐久性も抜群で、5年以上使っていますが、若干ウレタンパッドの経年劣化がある位で、コネクター部分も縫い目のほつれ等一切無く、プラスチック部品も割れたり欠けたりする事無く、安心して使うことが出来ます。
カメラと直接繋は紐も平らで幅広なので接地面への負荷が分散され摩耗しにくく、切れる心配もありません。
SmallRig カメラストラップ
L型ブラケットやカメラ用のケージなどで有名なSmallRigから発売されているカメラストラップは、ピークデザイン風のアンカーリンクを採用して脱着が非常に簡単なのが特徴で、本家よりも価格が抑えられています。
疲れにくい幅広肩パッド付
SmallRigのカメラストラップは、約38mmの幅があり、しかもクッション性のある柔らか素材の肩パッド付なので、布だけのストラップとは違い首への負担を軽減してくれます。
アンカーリンクで脱着が簡単
SmallRigのカメラストラップは、ピークデザインに似たアンカーリンクを採用していて、ストラップの脱着が瞬時に行えます。複数台で使い回す場合は、アンカーリンク部分だけを追加購入すればOKです。
アンカーリンクの丸い上の部分を押しながらスライドさせると簡単に外すことができ、逆に取り付ける場合は、アンカーリンクをカチッと音がするまで奥までスライドさせればOKです。
アンカーリンクの丸い上の部分を押さない限りは、ロックされた状態なので、使用中に不用意に外れてカメラが落下する様な事は起こりにくいと思います。
アンカーリンクの耐久性
SmallRigのカメラストラップはそれほど長く使用していないので確かではありませんが、通常の使用でアンカーリンクの紐が突然切れたりするような細さではなく十分な耐久性がありそうです。
ただ、アンカーリンクの紐はOP/TECH社製と比べると細くて丸いので、若干の頼りなさがあるのは否めません。紐が丸いので接地面に負荷が掛かりやすく、紐同士が擦れて摩耗しやすいかもしれません。万が一紐が摩耗してきた場合は、アンカーリンクを交換すれば問題ないかと思います。
アンカー部分の干渉が少し気になる
SmallRigのカメラストラップのアンカーリンクの紐が短いのでアンカーハウスのプラスチック部分がカメラと干渉してしまうのが少し気になります。
また、アンカーリンク部分に金属が使われていて、ストラップを外してアンカーリンクのみの状態で三脚にカメラを固定した場合、風が強い日などは金属部分がカメラと接触しそうで少し心配です。そういった場合は、アンカーリンクごとカメラから外してしまえば大丈夫かと思います。
まとめ
一眼カメラを使って動画撮影をする機会が増え、純正のカメラストラップでは脱着が面倒だと思っている方は、社外のカメラストラップがおすすめです。
一眼カメラの性能や機能は日々進化しているにも関わらず、純正ストラップだけは変わらず時代遅れになってきているような気がします。時代に合わせて、純正のストラップもより機能的なものにバージョンアップしてもらいたいものです。