風景や星景写真の良し悪しに大きく影響する天気ですが、普段どのような天気予報を利用してますか? 雲量が予測できる天気予報を活用すれば、撮影に最適な時間や場所が把握でき良い写真が撮れる確率が高くなります。
今回は、私自身も重宝している風景や星景撮影には欠かせない雲量が分かる便利な天気予報サイト・アプリをご紹介します。
1時間毎の雲量が分かる天気予報 accuweather.com
1時間毎の雲量が1%単位で表示される天気予報サイトaccuweather.comは、星景撮影をする時に非常におすすめです。
基本的な天気や雲量だけでなく、風の強さや向き、視界、日の出・日の入り、月の出・月の入りの時刻まで記載されていて、風景撮影に必要なお天気情報のほとんどを網羅しています。
accuweather.comは長期的な天気予報が把握しやすいので、まずは大まかに撮影計画を立てる時に使うと便利かと思います。また、日本だけでなく、世界各国の天気も掲載されているので、海外へ写真撮影旅行に行く時にも重宝します。
公式サイト:https://www.accuweather.com
月や太陽の位置が把握できるアプリ『The Photographer’s Ephemeris(TPE)』も利用すれば、風景撮影はバッチリです。
マップ上で視覚化された天気予報 windy.com
windy.comはその名の通り風に関する天気予報に特化していて、マップ上で風の方向や強さなどが視覚的に見れるのが特徴です。風だけでなく、雲量や雨・雷、気温、波などが、色や動きで視覚化されて非常にわかりやすいです。
windy.comも1時間ごとに表示され、マップ上で雲の動きが把握できるので、その日のベストな撮影場所を探すのも簡単です。マップ上をクリックしてピンを動かせば、ピンポイントでその場所の雲量や風の強さ、雨量などの数値が表示されます。
ちなみに、雲の場合は、黄色っぽい所が雲が無いエリアで、白っぽい所が雲の有るエリア、その他の色のエリアは雨を表しています。
右ナビゲーションで見たい情報の切り替えができ、色で状況を表現しているので地図で表示されている範囲全体の天気を把握することができます。windy.comも全世界対応なので海外旅行の時にも役立ちます。
windy.comはピンポイントで雲量や雲の流れてくる方角などが視覚的に把握できるので、撮影当日から出発直前で確認するのに便利かと思います。
公式サイト:https://www.windy.com
雲量・雨量がマップで視覚化された SCW
SCWはマップ上で可視化された雲量や雨量の予測を1時間毎で見る事ができるのが特徴です。比較的大雑把な範囲での予測なので、大まかな雲の流れや量を把握するのに向いています。また、予測期間は1日半と比較的短いので数時間先の予報を確認するのに適しています。
マップ上の白い部分が雲で白ければ白いほど雲が多く、逆に黒ければ雲が少ないという予測になります。
雲量・雨量の他にも、風速や気温、波浪などの予報も確認することができます。
公式サイト:https://supercweather.com
まとめ
今回ご紹介した天気予報サイトは、あくまで予報で、100%当たるとは限らないので、その他の複数の天気予報やレーダーなどと組み合わせて、判断するのが良いと思います。
風景写真や星景写真など自然を相手にした撮影は、天気予報では雲が多めでも、現場に行ったら雲なしのピーカンだったり、逆の場合もあったりと、結構、運にも左右されるので、諦めずに何度も挑戦するのが良い写真を撮る秘訣だと思います。