一眼カメラを始めてから長年ニコンの一眼レフを愛用していましたが、新しい機種の買い替えのタイミングでソニーのαシリーズのミラーレス一眼α7R IVに乗り換えることにしました。
今回は、ニコンからソニーの乗り換えた理由をお伝えします。これからカメラのマウント乗り換えを検討中の方の参考になればと思います。
ニコンを見捨て、ソニーに乗り換えた理由
ニコンのフルサイズの一眼レフカメラD750 を使い始めて5年ほど経過して、新しい機種が欲しくなり、将来的に滅亡しそうな一眼レフからミラーレス一眼のソニーαシリーズへの買い替えを決断しました。
ニコンユーザーなのでZ7IIやZ6IIに買い替えるのが一般的なパターンですが、どうせミラーレス用のレンズに買い替えることを考えると、特にニコンに拘る必要もなくなるので、より魅力的なソニーのαシリーズへの鞍替えです。
結局、所有していた初代相棒のニコンD7100を含め、D750とFマウントレンズ達を売却して、新たな相棒として、まずはソニーのα7R IVと使い勝手がよさそうな純正のFE 24-105mm F4 SEL24105Gを選びました。
レンズを買い替えるならニコンに拘る必要なし!
おそらくニコンの一眼レフユーザーならレンズ資産があるからニコンのままが良いのでは?思うかもしれませんが、同じメーカーでもミラーレスと一眼レフではレンズマウントが違う為、今まで使っていた一眼レフ用のFマウントレンズはマウントアダプターを介して使用することになります。
確かにマウントアダプターを介して使用すれば今までのレンズ資産は生かすことができますが、ミラーレス一眼のメリットである小型&軽量が損なわれてしまい、行く行くはより快適に使える性能の良いミラーレス用レンズに買い替える事になります。
そこで思うのが、他社への完全乗り換えです!どうせレンズを買い替えるなら、ニコンに拘る必要もなく、より魅力的な機種があり、レンズの種類が豊富なソニーαという選択肢に辿り着きました。
サードパーティ製レンズの有無
ニコンのZマウントの情報を非公開にしている為、発売から3年近く経過した現在もタムロンやシグマなどの主要サードパーティ製のレンズが発売されていません。一応、SamyangやLaowaなど一部のレンズメーカーから発売はされていますが、どれもマニュアルレンズでオートフォーカスではなく、ラインナップも少ないのが現状です。
ニコン純正のZマウントのレンズは性能面では間違いないかもしれませんが、やはり値段が高めでバリエーションも限られ、選択肢が少ないと言ったデメリットがあります。
一方のソニーαのEマウントレンズは、純正はもちろんですが、タムロンやシグマなど主要サードパーティ製のレンズも続々と発売され、お手頃価格から高価な高性能なレンズまで、選択肢の豊富さは非常に魅力的です。
ニコンには将来的なワクワク感が無い
最近ニコンが発売するカメラに対して、私にとってはワクワク感が全くなく、残念ながら将来性を感じません。Z7やZ6が登場した当初はニコンのミラーレス機に期待していたのですが、発売から2年後に発表されたZ7 IIやZ6 IIのスペックを見た瞬間、ソニーのαシリーズへの乗り換えを本格的に考え始めました。
Z7とZ6のマークIIと名乗ってるにもかかわらず、2年経ってもイメージセンサーは据え置きで変更無し、追加された機能はソニーのα7シリーズでは当たり前のもので、唯一大きく変わったのが初代の画像処理エンジンを2つに増強した程度、かなり中途半端なマイナーチェンジ的な内容で、全くの期待外れでした。
ニコンのZシリーズはソニーのαシリーズと比べると後発の割には、スペックや機能面でαシリーズを超える事無く、普通な感じで全く新鮮味がないと言った印象です。こんな状態だと、新規ユーザーが獲得できないばかりでなく、私のようにミラーレスへの買い替えを考えている既存のニコンの一眼レフユーザーも他社へと流れてしまうのではないでしょうか?
そういった面でキヤノンは、販売戦略が明確で現行の一眼レフユーザーからミラーレスへの移行が成功しているような気がします。EOS R5のような期待に応えるようなハイスペックなミラーレス機で話題を作り、名前も馴染みがある「5」にして、EOS 5Dユーザーから買い替える人をターゲットにしているのが一目瞭然です。
特徴が明確なソニーαのラインナップ
ソニーαシリーズは、ベーシックモデルのα7、高画素のα7R、動画用のα7S、ハイスペックなα9、フラッグシップ機のα1などそれぞれの機種の特徴が明確で、ユーザーにとっては自分の目的に合わせて選びやすいと言う印象です。最近ではVlog向けの動画撮影に特化させたAPS-C機のVLOGCAM ZV-E10など個性的な機種が多いのもソニーの特徴かもしれません。
一方のニコンのZシリーズはそれぞれの特徴が曖昧でアピールポイントが少ないので、ユーザーにとっては選びにくく、選ぶ基準が値段になってしまいがちなのが残念です。今後のニコンに期待したい所です。
まとめ
今後は、風景や星景用の広角ズームや広角単焦点レンズ、そして超望遠ズームやマクロなど、一通り揃えなければいけないレンズが多数あります。できればちょとした物を気軽に撮れるサブカメラも欲しいところですが、やっぱり一眼カメラのメーカー乗り換えはお金がかかることは間違いありません。