一眼カメラのレンズフードは大きくて邪魔なのであまり使っていないと言うカメラ初心者の方が居るかもしれません。しかし、レンズフードには重要な役割があり、写りに影響を及ぼすだけでなく大切なレンズを守ってくれると言った効果も期待できます。
一眼カメラの主なレンズフードの種類
一眼カメラのレンズフードの種類は、主に花型と円筒型に2種類に分けられます。
花型
標準ズームや広角レンズに多いのが花型のレンズフードで、その名の通り花の様な形をしています。前後左右で羽の大きさに違いがあるため、装着する方向を間違えるとケラレが発生します。
円筒型
単焦点標準、中~望遠レンズに多いのが円筒型のレンズフードです。
レンズフードを使うべき理由
フレアやゴーストを軽減・防止
レンズフードを装着する事でレンズ内に入ってくる不要な光を遮断してフレアやゴーストの発生を軽減または防止することができます。
不要な光によってフレアが発生すると写真全体が白っぽくなってしまいますが、レンズフードを使用すると光の量が減り、その結果フレアが軽減されコントラストを上げる効果が期待できます。
レンズの破損や汚れから守る
レンズフードを付けていないと直接レンズのガラス面に物が当たってしまう可能性が高くなり、最悪の場合はレンズを破損してしまう危険性もあります。万が一カメラを落下させた場合でも、レンズフードを装着していれば衝撃を吸収してレンズ破損を免れる可能性もあります。
また、不意に指がレンズに触れてしまったり、突然の雨など、汚れからレンズを守るといった役割もあります。
一眼カメラのレンズフードの取り付け方
一眼カメラのレンズフードの取り付け方は簡単です!
レンズ本体とレンズフードにある目印の白い点と点を合わせて、カチッと感触があるまで回すことが重要です。メーカーによって若干表示が違いますが、大体一緒です。
※最後まで回さず中途半端な位置で止めるとケラレの原因になるので注意してください。
レンズフードによるケラレに注意!
純正品がおすすめ
レンズフードは、それぞれのレンズに合わせた形状になっている為、特に広角レンズの花型のレンズフードの場合、純正品以外を使用するとケラレが発生する可能性があるので注意してください。ただし、レンズフードの型番が明確な互換製品であれば形状が同じなので問題ないと思います。
色々なレンズに対応したユニバーサルタイプの汎用製品は、ケラレが発生する可能性が高いので出来れば避けた方が良いでしょう。
正しく装着する
花型のレンズフードは上下左右で形状が異なるため、装着の方向が違ったり、中途半端な位置で装着すると、レンズフードの一部が写りこんだケラレの原因になるので注意が必要です。
収納する時は反対に取り付けよう!
カメラの持ち運びの時にレンズフードが邪魔だと思ったら、反対に取り付けるとコンパクトに収納できます。バラバラに保管するよりは、反対に付けていることでレンズフードの紛失と言ったようなトラブルも回避することが出来ます。
まとめ
カメラ初心者にとっては飾りのように見える一眼カメラのレンズフードですが、余計な光を遮断しフレアやゴーストを軽減する効果があり、またレンズを保護すると言った役割もあるので、普段は装着しておく事をおすすめします。