虹色に輝く彩氷の撮影方法!偏光フィルターが創る肉眼では見えない芸術

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虹色に輝く彩氷の撮影方法!偏光フィルターが創る肉眼では見えない芸術 カメラ基礎知識

彩氷とは、偏光フィルターを通すことで薄氷の一部が光の屈折で虹色に見える事で、肉眼では見る事が出来ない不思議な現象です。みんな気付かないだけで、おそらく冬の寒い時期は至る所で彩氷が見えるはずです。ちなみに英語だとIce birefringence(氷の複屈折)と言われている様です。

今回は、彩氷を撮影する際のカメラ機材や撮影方法をまとめてみました。

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彩氷撮影に必要なカメラ機材

彩氷を撮影する際は、寒い状況での撮影になるので防寒対策は必要ですが、特殊なカメラ機材は必要ないので比較的気軽に撮影できます。

  • 偏光フィルター(CPL)
  • 中望遠から望遠レンズ(マクロレンズなら尚良い)
  • 三脚
  • レリーズ or リモコン

偏光フィルター(CPL)

彩氷は肉眼では見る事ができず、偏光フィルターを通して見る事ができる現象なので、偏光フィルター(CPL)は必須となります。

中望遠から望遠レンズ

彩氷は氷全体ではなく一部が七色になる場合が殆んどなので、焦点距離の長い中望遠から望遠レンズで大きく写すのがおすすめです。ただし望遠レンズは最短撮影距離が長く被写体に寄れない場合があるので、出来れば、被写体に寄れるマクロレンズの方が撮影しやすいかと思います。

三脚

焦点距離の長い望遠レンズを使って近距離の被写体を手持ち撮影するとブレやすくなるので、彩氷撮影ではカメラをしっかりと固定できる三脚を使った方が失敗を回避できます。撮影時にカメラの液晶画面で確認して大丈夫だと思っても、PCのモニターで見ると微妙にブレている事はよくあるので、三脚使用を強くおすすめします。

また、三脚にカメラを固定していてもカメラ本体のシャッターを直接指で押すと振動でブレるので、面倒くさがらずにレリーズやリモコンを使うことも重要です。

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彩氷の撮影方法

まずは、太陽光が出ている日を選び、薄い氷が張った田んぼや水溜まりを見つけます。

カメラの設定

彩氷を撮影する際に焦点距離の長い望遠レンズを使う場合、被写界深度が浅くなり一部にしかピントが合わなくなりがちなので、カメラ設定は最小絞り程度まで絞り値を大きくすると彩氷全体にピントが合うようになります。

もし、絞り込んでシャッタースピードが極端に遅くなる場合は、ISO感度を少し上げてシャッタースピードが速くなるように調整すると良いと思います。

撮影方法

まずは、手持ちで良いので偏光フィルターを回転させながら、ビューファインダーを覗き彩氷が現れる場所を探します。太陽光の角度によっても彩氷の見え方が変わるので、自分の位置やレンズの角度などを微妙に変えて、最良の場所を探してみて下さい。

彩氷が見える場所が見つかったら、カメラを三脚に大まかに固定して、ビューファインダーや液晶画面を見ながら彩氷が見える角度に微調整します。

あとはブレないようにレリーズやリモコンを使って撮影すればOKです。

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まとめ

彩氷は偏光フィルターを通すことで現れる特殊な現象なので、あまり馴染みがないようですが、海外では複屈折を利用したアーティスティックな作品も数多くあり、かなり奥が深いジャンルなのかもしれません。

寒い冬の時期しか撮影する事の出来ない彩氷を撮影してみてはいかがでしょうか?