🌸桜を綺麗に撮影する方法!失敗しないカメラ設定、レンズの種類やテクニック

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桜を一眼カメラで綺麗に撮影する方法 カメラ基礎知識

今年こそは桜を綺麗に撮影しようと思っている方の為に失敗しない一眼カメラの設定方法やテクニック、アイデアなどをご紹介します。春の訪れとともに日本全国で咲き乱れる桜ですが、咲いている期間がせいぜい10日から2週間程度しかなく天気が不安定な時期でもあり、写真撮影できる日数も限られてくるので、少ないシャッターチャンスでも良い桜の写真が撮れるように準備しておきましょう。

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桜撮影のカメラ設定と機材

桜を撮影する際のおすすめのカメラ設定は『絞り優先モード(A)』です。絞り値を変更して背景のぼかし具合を簡単にコントロールできるのでプロでも良く使います。

ニコンの絞り優先モード

ニコンの絞り優先(A)モード

風が少しあって桜の枝が揺れてうまく撮影出来ない場合は、ISO感度を320位まで上げるとシャッタースピードも速くなりブレにくくなります。ISO感度は100に拘らずに、ノイズが目立たない程度の画質であればISO感度を少し上げて被写体ブレを回避するほうが賢明かと思います。

露出補正を少しプラスにする

桜の花が白っぽいため露出補正しないで撮影すると全体的に暗くアンダーになりがちです。露出アンダーの場合は露出補正をプラス0.3~1EV程度に設定して明るさを調整してみてください。

RAWデータで撮影する場合は、現像時にある程度の露出補正が出来るので、撮影中はヒストグラムをチェックして白とびや黒潰れしないように気を付けるだけで大丈夫です。

写真のヒストグラムの見方を理解して一眼カメラを上達させよう!
写真のヒストグラムの正しい見方が分かると撮影だけでなく現像やレタッチにも役立ちます。撮影現場でヒストグラムを見る事で適正な露出やコントラストなのかを判断することができます。一眼カメラ初心者にとってヒストグラムは何だか難しそうに思われがちですが写真の上達に繋がりますので理解しておきましょう。

CPLフィルターでより鮮やかに

桜のピンク色や青空をより鮮やかに撮影するにはCPLフィルター(偏光フィルター)を使用するのがおすすめです。CPLフィルターは余分な反射光を減らし、被写体本来の鮮やかな色で写すことが可能になります。CPLフィルターを使う時は出来るだけ太陽に背を向ける状態の順光で撮影すると最も偏光効果が期待できます。

偏光(PL)フィルターの正しい使い方を理解して写真をより鮮明にしよう
デジタル一眼カメラで使用する偏光(PL)フィルターは、余分な光の反射を抑えるためのフィルターで、本来の色を再現し空や草木がより鮮やかになったり、水面やガラスは余計な映り込みがなくなり中まで綺麗に撮影することが可能になります。CPLフィルターや円偏光フィルターとも言われます。

ホワイトバランスは少し青めに設定

ホワイトバランス設定はオートでも大丈夫ですが、空をより青くして桜の花をよりピンクにしたい場合は、晴天~蛍光灯位にすると青が少し強調され印象が変わります。液晶モニターで確認しながら好みでホワイトバランスを微調整すると良いでしょう。

RAWデータで撮影する場合は、現像時にホワイトバランスを微調整できるのであまり気にすることはないと思います。現像でホワイトバランス補正する時のコツは『色かぶり』をマゼンタ寄りにするとピンク色が増し、桜の花が強調されます。

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桜を撮影する時のおすすめレンズ

標準ズームが便利

撮影する構図などにもよりますが、桜の木全体を入れた風景から桜の花に寄った撮影ができる標準ズームレンズがおすすめです。何本もレンズを持って行く必要もなく標準ズームレンズ1本あれば、ある程度の撮影はカバーできます。特に望遠側が長めのレンズが便利です。

桜と青空

広角側27mmで桜全体と青空を撮影

桜のアップ画像

望遠側120mmで桜をクローズアップし絞り開放で背景をぼかす

中望遠マクロレンズがあると撮影に幅が広がる

マクロレンズで桜の花をアップで撮影するのもなかなか良いものです。ただし風の無い穏やかな日でないと桜の花が揺れてマクロ撮影するのが結構難しいです。

桜のクローズアップ写真

中望遠のマクロレンズで桜の花びらのディテールを撮影

また、背景が良くぼけてくれる中望遠のマクロレンズは桜をバックにしたポートレート撮影にも活躍してくれます。タムキューことタムロン90mmの短焦点レンズは、柔らかい雰囲気のポートレート撮影には定評があり、お手頃価格で初心者の方にもおすすめです。

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桜の撮影テクニック&アイデアの実例

背景をスッキリさせる

桜をクローズアップで撮影する際に意外と難しいのが構図です。背景がゴチャゴチャしすぎて主題や副題がはっきりしない写真になりがちで平凡な写真を量産してしまうので、できるだけ背景がスッキリしている場所を探し出すのがコツです。

桜撮影の悪い例

背景がゴチャゴチャしているあまり良くない例

重なり合う桜の花を撮影すると背景も同じような色になりゴチャゴチャした感じになってしまいますが、晴天の日であれば、青空が背景になるように下から見上げるようなアングルにすると桜の淡いピンクが映えて花が引き立った構図で撮影し易くなります。

澄んだ春の青空と満開の桜

青空を背景にしてスッキリさせ主題の桜を引き立たせる

ボケを活かす

綺麗な形の整った桜や主題を見つけたら、絞り開放にして背景や前景のボケを活かすとスッキリした仕上がりになります。その際、背景に目障りな茶色い枝などができるだけ入り込まないように構図にもしっかりと気を配ることがポイントです。

桜と蝶

絞りを開放側にして無駄なものをぼかす

逆光で撮ってみる

あえて、桜の花と太陽の光を逆光にして撮影してみるのも面白いと思います。桜の薄い花びらから陽の光が漏れて違った雰囲気の写真に仕上がります。

逆光の桜

桜を逆光気味で撮影

柔らかい光の夕日や朝日に照らされる桜も春の暖かさが伝わり、良い雰囲気の写真に仕上がります。

夕日に照らされる桜

夕日に照らされる桜

視線の高さを変えてみる

視線をぐっと下げてローポジション&ローアングルで撮ってみると一味違った桜の写真になります。

芝生の上に落ちた桜の花びら

カメラを芝生の上に置き桜の花びらを撮影

桜を綺麗に撮影する3つのポイント

桜を撮影する際に以下の3つのポイントをつかんでおけば、写真の質がグッと良くなると思います。

  1. 形の整った桜の花を探す
    花びらがバランスよく開き、欠けたり萎れたりしていない綺麗な形の桜を探しましょう。意外と見落としがちですが、結構大事な要素です!
  2. 太陽の位置を意識する
    綺麗な形の花があっても日の当たり方で影になり暗くなってしまう場合もあるので、太陽の位置にも気を付けましょう。
  3. 背景に気を遣う
    主題の桜が引き立つように、目障りな背景が写りこまないように構図を変えたり、背景をぼかしたりしましょう。
【2022年】?桜の撮影方法!カメラ初心者でも撮れるコツ
2022年の今年こそは桜を綺麗に撮影しようと思っている方の為に失敗しないカメラの設定方法やテクニック、アイデアなどをご紹介します。桜を撮る為に必要なカメラ機材や最適なレンズ、撮影のコツや構図など、一眼レフ初心者でも失敗しないように分かりやすく情報をまとめています。桜が咲いている短い期間で少ないシャッターチャンスで綺麗な写真が撮れるように早めに準備しておきましょう。