一眼レフカメラのファインダー内にゴミが見える時の対処法

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一眼レフカメラのファインダー内にゴミが見える時の対処法 カメラ基礎知識

一眼レフカメラのレンズやフィルターの表面は綺麗なのにファインダーを覗くとゴミが見えると言った症状はありませんか?ファインダーから見えるゴミのほとんどは、実際の写真には写り込まないのであまり神経質にならなくても大丈夫です。

今回は、一眼レフカメラのファインダーを覗いた時に見えるゴミの原因と自分でできる清掃や対処法を解説します。

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ファインダーから見えるゴミの特徴

ファインダー内に見えるゴミは、輪郭がハッキリしている場合が多く、イメージセンサーに付着した塵や埃などのゴミとは違い、実際に撮影した写真には写りこまないのが特徴です。まずは白い壁や空などを試し撮りして、写真にゴミが写っていないか確認してみてください。

ファインダー内に見えるゴミ

ファインダー内に見えるゴミは輪郭がはっきりしている

一方のイメージセンサーに付着した塵や埃などのゴミは、ファインダーを覗いても見ることができず、絞りを絞って撮影するとぼんやりとした黒い小さな斑点として写真に写り込みます。

センサーゴミ除去前

イメージセンサーのゴミは輪郭がぼんやりとした黒い斑点となって見える

また、レンズに付着したゴミでも小さな塵や埃程度の大きさなら、ファインダー内では見えず、写りにもほとんど影響がないので、気にしなくても大丈夫かと思います。

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ファインダー内にゴミが見える原因と対処法

ファインダー自体にゴミが付着

ファインダー内にゴミが見える原因として最初に考えられるのが、カメラのファインダー自体に付着している場合です。ファインダーはカメラの外側にあるので比較的ゴミを取り除くのが簡単です。

一眼カメラのファインダー

一眼カメラのファインダーは塵や埃など小さいゴミが溜まりやすい

対処法

まずは、ブラシを使ってファインダーの目に見える塵や埃を取り払ってみましょう。

ブラシを使ってファインダーの塵や埃を取り除く

ブラシを使ってファインダーの塵や埃を取り除く

その後、指紋や皮脂などの汚れもついでに落としておく良いかと思います。ファインダーは小さいのでクリーニングペーパーを使って指で拭き取ろうとしても四隅周辺は難しいので、ファインダー用のレンズペンがおすすめです。無ければ綿棒などにレンズクリーナーやセンサークリーナーを数滴垂らして拭き取ると汚れが簡単に取れます。

カメラ内部のミラーにゴミが付着

一眼レフカメラの場合、カメラ内部のミラーにゴミが付着するとファインダーを覗いた時に見える場合があります。肉眼で見える大きさのゴミが付着していると、ファインダー内では結構ハッキリと写りこみます。

一眼レフカメラ内部のミラー

レンズを外して正面に見えるのがミラー

一眼レフカメラ内部のミラー:斜めから

一眼レフカメラの内部ミラーは斜めに傾いている

対処法

レンズを外し、カメラを下向き(レンズ部分を下)にして、ミラーにブロアーで風を吹き付けます。ファインダーから見える大きさのゴミなら、ほとんどの場合、ブロアーで取り除くことができます。

もし、ブロアーでもゴミが除去できない場合は、イメージセンサークリーニングで使うスワブに洗浄液を1、2滴垂らして、力を入れずに優しく拭き取ります。拭き取る方向は、できるだけ奥から手前にスワブを動かすようにすると、ゴミがカメラの奥へ行きにくくなります。

一般的な綿棒は、綿棒の繊維が取れやすく余計にゴミが付着する可能性があるので、あまりおすすめできません。

カメラ内部のピント板にゴミが付着

カメラ内の上部にあるピント板(ピントグラス、またはフォーカシングスクリーン)にゴミが付着していると、ファインダーを覗いた時、ゴミが見える原因になる場合があります。

ピント板(ピントグラス、またはフォーカシングスクリーン)

カメラ内の上部にあるピント板(ピントグラス、またはフォーカシングスクリーン)

対処法

レンズを外し、カメラを下向き(レンズ部分を下)にして、ピント板にブロアーで風を吹き付けます。ゴミがピント板の表面にあれば、ブロワーで吹き飛ばすことができますが、それでも取れない場合は裏側(内部)に入り込んでいる可能性が高いので、自分で無理やり取り除こうとはせずに、そのままにしておくか、メーカーのメンテナンスに出すことをおすすめします。

ピント板は傷つきやすいので、ブロアーの先端がプラスチック製の場合、接触しないように慎重に作業を行うようにしてください。カメラの繊細なメンテナンスをする場合は、先端が柔らかいシリコン製のブロアーがおすすめです。

センサー掃除におすすめのカメラ用ブロアーVSGO V-B02
一般的なカメラ用ブロアーと言うと、ただ単に空気を吹き付けるだけですが、VSGOのブロアーは塵や埃をカットするダストフィルター付きで画期的です。空気中の塵や埃を吸い込んでも、ノズルからは綺麗な空気が出てくる為、イメージセンサーの掃除に最適なブロアーです。今回はVSGOのフィルター付きカメラ用ブロアーを2種類ご紹介します。
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まとめ

どんなに注意していてもレンズ交換時にカメラ内部に塵や埃などのゴミが入り込んでしまうのはどうしようもありません。ファインダー内に見えるゴミのほとんどは写真の写りには影響がないので、あまり神経質にならなくても大丈夫かと思います。

ファインダーを覗く度にゴミが気になる場合は、まずはブロアーを試してみる価値はあるかと思います。もし自分で掃除はしたけど、どうしてもファインダー内にゴミが気になる場合は、メーカーやカメラショップに相談しメンテナンスやクリーニングサービスを利用するのが良いのではないでしょうか?

カメラ基礎知識
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この記事を書いた人
Tomoya Osa

新潟在住の写真家&グラフィックデザイナー。約19年間住んでいたニュージーランドの絶景を写真に残そうと思ったのが写真を始めたきっかけで、風景写真、星空と天の川の星景写真を中心に撮影。写真やカメラに関する情報をわかりやすく解説し発信しています。

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