ブログやSNSにアップした自分の写真が他のウェブサイトに無断使用されて不快な思いをした経験はありませんか? 著作権侵害に対しては、法的手続きが面倒だったり、高額な費用がかかったりと、著作権者にリスクがあり、泣き寝入りしてしまうケースも多いかと思います。
しかし、COPYTRACKというサービスを使えば、写真や画像、イラストなどを無断使用している不届き者に対して、使用料請求を面倒な手続き不要でしかも無料で行うことができます。
今回は、著作権侵害対策に悩むプロの写真家はもちろん、アマチュア写真家、ブロガー、インスタグラマー、イラストレータなど著作物をネット上に公開している人たちの強い味方COPYTRACKをご紹介します。
写真の無断使用を監視するCOPYTRACKとは?
COPYTRACK(コピートラック)とは、インターネット上にある写真や画像の無断使用を自動検索し、著作権侵害者に対して使用料請求を代行してくれるドイツ発の便利なサービスです。
個人で写真の無断使用に対処するには、それなりの知識、弁護士などの費用などを考慮するとかなりハードルが高いのが現実です。しかし、COPYTRACKなら、自分の写真を登録しておくだけで、自動的に無断使用を探し出し、使用料請求が手軽に行えるようになります。しかも、面倒な法的やり取りはCOPYTRACKにお任せで、利用料金も無料で、高額な弁護士費用などの心配がないのが最大の特徴です。
写真の無断使用を自動監視
一般的に、自分自身でインターネット上にある画像の無断使用を探すにはGoogleの画像検索などで行う必要がありますが、かなりの時間と労力を費やしてしまいますが、COPYTRACKなら簡単です。
写真をCOPYTRACKにアップロードし登録しておくと、自動的にCOPYTRACKのクローラーがネット上を巡回し写真の無断使用しているウェブサイトを発見・監視してくれます。初期設定では1000枚までの写真や画像が登録可能ですが、申請すれば無料で枚数を増やすこともできます。
加工されてもバッチリ検知
COPYTRACKの自動検知の精度はなかなか高く、多少画像が加工されている場合でも不正使用を検知してくれます。コピーライト部分だけ削除したり、写真をトリミングしたり、バナー風に加工したりしても、オリジナルの写真と一致する部分が多ければ、かなりの確率で検知されます。
加工してしまえばバレないだろう?と思っていてもCOPYTRACKには画像の不正使用は通用しません。
マニュアルでも登録可能
もし、COPYTRACKのクローラーで自動検出されないけど、自分自身で無断転載しているウェブサイトを発見した場合は、マニュアルで登録することも可能です。
著作権侵害者に使用料請求
COPYTRACKのクローラーが写真を無断使用しているサイトを発見すると、その詳細情報を収集し、ウェブサイトの種類や写真の掲載期間などから使用料金の見込み金額を算出し、ユーロで表示してくれます。
請求手続きもCOPYTRACKがやってくれるので、面倒な書類を作成したりする必要がなく、著作権侵害者と直接メールのやり取りもしないのでかなり時間を節約できます。
COPYTRACKの使用料請求は「事後ライセンス」という形で、法的な回収ではないのが特徴で、非弁行為には当たらないとの事です。ライセンスの請求に応じない場合は、COPYTRACKと契約している弁護士が介入し、その時点から法的段階となります。
無料で誰でも利用可能
COPYTRACKは成功報酬制なので、登録料、月額利用料、事務手数料などの利用料は一切なく無料です。高額になりがちな弁護士費用なども、無断使用した相手から支払われたお金から成功報酬(30~45%)が差し引かれるので、赤字になるといったリスクが全くありません。
COPYTRACKは、プロの写真家である必要はなく、アマチュア写真家やブロガー、インスタグラム利用者など誰でも利用することができるので、写真や画像を無断使用されるリスクがある場合は、登録することを強くおすすめします。
日本語対応で世界中に請求可能
COPYTRACKは日本語化され、日本人スタッフもいるので安心して利用できます。また、COPYTRACKは世界中に対応しているので、言語の壁があり難しかった海外の著作権侵害者に対しても簡単に請求することができます。
COPYTRACKからの請求を無視するとどうなる?
COPYTRACKからの請求を無視し応じない場合は、弁護士が介入し法的な交渉となり、最悪の場合は刑事罰を受ける可能性が十分にあります。刑事罰を受けるということは前科が付くということで、その後の人生は大きなデメリットを一生背負っていくことになります。
COPYTRACKからの請求に素直に応じるか、もしくは刑事罰を受けた上で更に支払いをするかの2択になります。どちらが良いですか?
結局、著作権侵害した側は悪いことをしているので、自業自得でそれ相応の制裁が加えられるという事です。写真や画像の無断使用はバレて痛い目にあうのがオチです。今すぐ止めましょう!
まとめ
著作権侵害に対する意識は年々高くなってきているようですが、まだまだ、写真の無断使用は後を絶たないのが現状です。企業でブログやSNSを介して情報発信している場合は、担当者にしっかりとした著作権に対する教育を行わないと企業イメージが悪くなるばかりでなく、損失を生む原因となってしまいます。
例え回収できる金額は少なくても、著作権侵害をしている人や会社に対しての戒めとして、COPYTRACKで使用料請求をした事例を発信することで、抑止効果に繋がり、著作権侵害に対する考え方が変わってくれればと期待しています。